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改変・エリシャの野心

・ニーナとエリシャ母娘は一卵性母子といってもいいぐらいの関係
 ニーナがアフリードを救い出し、献身的に看病を始めてからそれは顕著になっていく。

・ニーナはアフリードの素性は知っていた。
 土の神官家出身であることも、妻子がいることも。
 どんなに献身的に尽くしたところで、感謝こそされても愛されるとは限らないことも知っている。それにはなからそんなことは望んでいない。彼女の望みは彼の持つブレンサンダを魔法の才能豊かな娘エリシャへ継承させる、その後土の神官家継承権利も手に入れることだった。彼女には愛があったかもしれない。しかし、野心がそれに勝った。

・何年も介護しているうち、ニーナはアフリードの自惚れな性格に呆れるようになってはいたが、それを表には出さない。美貌の寡婦とその娘に献身的につくされる、それに値する人間だと思い込んでいて疑わない、しかし心は常に残している妻と子。はいはい。こちらはブレンサンダの巻き上げを仕向ける日々。「どうすればアフリード様のようになれるかしら?」

・「母様、どうしてあんな人のためにそんなに一生懸命なの? それじゃ母様が持たない。そんなにあの人のことが好きなの?」
 「自分では好きなつもりはないけれど、そういうことになっているから仕方ないのよ。未亡人に死ぬほど尽くされるだけでは飽き足らずに、娘ぐらい年の離れた少女から父親とも男とも慕われたくなっているらしいわ。つまり、あの男の望みは私よりもエリシャから想われることなのよ。そしてそれであなたに別に男を作らせたくないらしいわ。エリシャはワシが育てただか何だかね。それでいて自分には幼顔で疑いを知らない妻を残しておきたいらしいの。なぜかワープできるくせして奥さんのところ戻らないで今の生活を満喫したいらしいしね。とにかく、いつかブレンサンダを使わせてくれって言うのよ。それと今、土の神官家は空位だからあなたにもチャンスがないわけでない。」
 「はあ」
 「私にはあの男の真の姿が見えるのよ。エリシャ、このラーの鏡をごらん」
 「エリシャ、悲しいことに私たちはあの男の願望の権化よ。動かされているの。私の心は今にも悲鳴がでそう。でも、何もできないわけじゃない。何もかも願望通りにさせてなるものですか。」

・そしてエリシャは母親の望み通りにブレンサンダだけでなくシルフィードもアフリードから巻き上げ、リハビリ代にはしたがそれでも代価として母親を失ったことの悲しみはそう簡単に埋まるものでなく一生背負っていくことになる。
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