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デルムッド出産後のラケシス

959年冬も近くなった秋のシレジア・セイレーン

デルムッド生後1,2ヶ月ぐらい。雪も降り始める。

祖国の滅亡とエルトシャンの死から1年経過
ノディオンは今どんな状況なのだろう。イーヴたちは無事でいるだろうか。

未だにラケシスの心にはエルトシャンの死の責任が自分にあるという思いをぬぐうことができない。
その度に、自分の説得がなければ両軍にもっと多大の犠牲が出ていたのだと言い聞かせてはいる。
そしてどう転んだところで、エルトシャンは死を免れぬ運命にあったのだと。
あの時は生きていることも、狂わずにいることも不思議なくらいの喪失感だったのに、こうして生きていて新しい命を授かった。
その時は良かれと思った自分の選択が正しいのかどうかはわからない。
しかし少なくとも、今生きていることだけは正しいと信じたい。

シレジアのラーナ王妃の厚意で送る亡命生活。
何か見えない大きな力が背後にうごめいていることを感じる。

今は亡命生活。でもアグストリア復興の夢を捨ててはいない。でもそれも、望む人があってこそ成し遂げられるのだ。
しかし生まれたデルムッドや遠くにいるアレスにそれを押し付けることだけはしたくない。
どんな身分であっても、幸せに生きていけることが第一。
「俺は今まで、その日暮ぐらしの傭兵をしていければそれでいいのだと思い込んでいた。」
でも、この人は変わった。
ラケシスもまた、国も身分も失くしたことだけなら惜しくはなくなっていた。

ラケシスはデルムッドに子守唄を歌う。
生きていたからこの子に会うことができた。
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