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マーニャの最期とその後

ペガサスの羽根とも、雪とも区別がつかないぐらい薄れてゆく意識の中、マーニャは次の世を思い浮かべている。
何だかとても疲れた。
でも、ようやく楽になれる。
物思いから解放される。
“俺ではなく君がこの国の王子なら”
次は男に生まれるのかしら。
次の世があるのなら。
私は、どこに行くのだろう。
でも、私はこれからは違う場所であなたたちを守るわ。
これはきっと私の望んだことなのよ。

マーニャは春を待てずに往ってしまった。
シレジアの冷たく深い雪の下には、春の息吹が芽生えている。
マーニャの存在がこの世から消えうせたとき、レヴィンの心に初めて叔父達に対する怒りと自らへの悔恨の情がわき上がる。
どうしてマーニャの存在を当たり前のものだと信じ込んでいたのか。
彼が空を見上げると、気高く澄んだ月に雪が光る。

「マーニャ、どうしたの、どうしてそんなにうずうずしているの?」
コノートからマンスターに向かうフィーは自分のペガサスの様子が普段と違うことに気がついていた。
普段は大人しい彼女のペガサス、伯母の名前をとったマーニャは動きたくて仕方ないらしかった。
その頃マンスターではセティが悲壮な覚悟でマンスターの守りを固めていた。
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